モントリオール物件事情 掘り出し物の物件手に入れる秘訣!
今日はモントリオールの物件事情について書いていこうと思います。
と言うのも、私がモントリオールに来てから早3年半が経過しているのですが、ここ数年でアパートの競争率がかなり上がってきているからです。
お値段もぐんぐん上がっています。
そんな中、2年以上探しに探して、掘り出し物の物件を契約することができたので、
▲物件探しの基本情報
▲モントリオールの物件事情なう
▲掘り出し物の物件を手に入れることができた秘訣
をいつものようにつらつらと書いていきたいと思います。
▲物件探しの基本情報
まず物件の探し方ですが、物件探しに関して日本とカナダでは大きな違いがあります。
日本でアパートを探すとなると、まず不動産に依頼しますよね。そこでこちらの条件に合う物件を不動産が見つけてくれ、気に入ったものを内見し、必要書類や保証人情報、敷金礼金を支払って借りるというのが一般的な方法だと思います。
カナダではアパートでも物でも、何か探している物がある場合にKijijiというサイトをよく利用します。というのも、カナダでは現在そのアパートに住んでいる住人か、空き部屋の場合は大家さん自身が次のテナント探しをすることが一般的で、不動産を介することはほとんどないからです。敷金礼金もありません。
賃貸に関する法律に詳しくないのですが、モントリオールでよく見られるのは契約者が契約期間中に立ち退きたい場合は3か月分の家賃を大家さんに支払って退去する。そして大家さんが次のテナントを自ら探す。この場合、大家さんは家賃を相場に合わせて引き上げることが可能になります。
なんらかの理由で上記の方法を取りたくない場合、契約者が自ら次のテナントを見つけてきて契約を引き継いで貰うことも可能です。その場合、契約期間内の家賃はこれまで通りの金額でなければなりません。
いづれの場合でも、大家さんとの直接契約か、現契約者の契約を引き継ぐ形での契約になるので、仲介の不動産に仲介料を支払ったり、敷金礼金等の(余計な)初期費用を抑えることができます。
※不動産業は存在するので、その場合は日本と同様の手順、初期費用等が発生するかもしれません。上記はあくまで私の経験上です。
それから、カナダではアパートの間取りを3‐1/2とか4-1/2と言ったように表します。この1/2の部分はバス、トイレを指しているらしく(友人情報)手前の数字マイナス2が実際の個室の数になります。なので、3‐1/2は日本で言う1LDK、4-1/2は2LDKということになります。
なんせざっとしたところがあるので、内見に行ってみたら思ったより狭い、え、ここ一部屋換算?なんてこともよくありますので内見は必須です!!
▲モントリオールの物件事情なう
それでは、肝心のモントリオールの住宅事情がどのように変わってきているかという点ですが、まず家賃は大幅に値上がりしています。特に人気のPlateauと呼ばれるエリア(メトロで言うとOrange lineのSherbrookeからJarry辺り)で言うと、私が来た頃は4-1/2で1,000加ドル(本日1ドル75円として約75,000円)だったのが今では3‐1/2でも1,000加ドルなんてザラにあります。
リノベーションしてぱっと見綺麗やったりするんですが、なんせ建物自体が古いから床自体が傾いてるアパートだってごまんとあるのに!
しかもこれは家賃だけなので、当然光熱費やインターネット代が上乗せされます。家具も付いていたり付いてなかったり。
人気のエリアやメトロからの距離が近い物件は競争率が高くなります。
先述したように、ほとんどの場合不動産を介さないので、早い者勝ちになります。
いち早く出品者に連絡を取った人、その中でもポテンシャルの高い人(安定した仕事を持っている人やペットを飼っていない人が優先されることはよくあるそうです。)、出品者の希望する日時に内見に行ける人など、様々なふるいに掛けられたのちに、最終的に大家さんが契約書を交わした人が晴れてその物件を手に入れることができるのです。
私も以前、メトロから徒歩5分以内のアパートを貸しに出したことがあるのですが、競争率が高い物件だったので100件以上の連絡が来ました。このようなことは頻繁に起こります。
ほどんどの場合、出品者は連絡をしてきた順にポテンシャルの高い数名を選び、内見の準備を進めることになるので、最初の連絡の時点で出遅れた場合は返事が返ってこないことも多々あります。
▲掘り出し物の物件を手に入れることができた秘訣
そこで、私が今回掘り出し物の物件を手に入れることができた秘訣をご紹介します。
こちらの物件の概要は、
・Plateauエリアの駅近(徒歩5分以内)
・リノベーション済
・上下2世帯ずつ、計4世帯が入居できるタイプのアパートの上部の一室
・3‐1/2の間取りで庭付き
・760加ドル/月
収納スペースはかなり少ないのですが、この条件でこの価格は天然記念物並みにレアものです。(実際、私の下の部屋が空き、大家さんが次のテナント探しをしていたので家賃を聞いてみると、950加ドルまで引き上げられていました。後に下の部屋も見に行ったのですが、やはり上部に比べると日当たりが悪く、給湯器の場所のせいで若干間取りも違うようなので上部の部屋で良かった~とかなり満足をしています。)
このアパートも先述のkijijiというサイトで見つけたのですが、私が連絡をした時にはすでに100人以上が出品者(前アパート契約者)に連絡を取っていたそうです。
手作りのものも含めて家具一式買取が条件とのことだったので、喜んで買い取りたいと、かーなーり頑張って熱意のメッセージを送りました。幸い出品者の目に留まり、返事はもらえたのですが、やはり先約が居るとのこと。
たーまたま、その先約だった人が乾燥器を設置できないことが理由で契約しなかったので、1週間ほどして私に連絡が来ました。内見に行くと写真よりも素敵なアパートで、大家さんとの関係も上手くいきそう。なので、すぐに契約に至りました。
競争率が高いアパートを見つけた際に最も大切なのは
出品者の目に留まるメッセージを送ること。
例え最初の連絡で出遅れていても、私のように巻き返すこともできる場合があります!!
日本ではなかなか自己主張をする機会が少なく、どちらかと言えば輪を乱さない、協調性が重んじられると思うのですが、カナダで生活をしていく中で自己主張は必須です。
もともと奥手気味の人種なので、少しぐらい大げさにアピールしてみてはいかがでしょうか??
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