モントリオールのアパート事情《壁編》
今年は梅雨が長いですね。
これ以上の被害が出ないことと、
洗濯物がカラッと乾く夏が待ち遠しいです。
モントリオールには梅雨はないのですが、
今年は6月の熱帯夜になった1週間を除いては
比較的気温が安定しているように思います。
雨も割と定期的に降っているので、
成長しかけていたユーカリ(シルバーダラー)が
過湿気味で元気がなくなってきているのが心配です。
さてさて、
新しいアパートに引っ越してきて早くも1か月半が経過しました。
同時期に仕事が再開になったことや、
もともと収納がほとんどない物件なので
一から見せる収納スペースを作らなければならないこともあり、
部屋の片付けが思うように進まずにいました。
ところが、3週間ほど前から、
‘落ち着いたら’ 飼いたいと思っていた
黒猫ちゃんの引き取り話が本格的に浮上し、
迎え入れる前に何としてでも片付けなければ!
という状況になったので、急ピッチで進めています。
そこで直面したのがモントリオール壁問題!!
これまで住んでいたアパートには
既に十分すぎる収納があったことと、
必要であればもともとあった穴を再利用していたので
全く気が付かなかったのですが、
モントリオールの壁は空洞なことがかなり多いです!
厳密には、支柱となる木と木の間を
クッション材で埋めているだけのようなので、
運よく支柱に当たらない限り、
ベニヤ板のような表面の壁に穴を開けると
数ミリでその空洞に達してしまいます。
地震などの自然災害が少ないお国柄だからか、
アパート自体が古いからか、この壁問題にかなり苦戦しました。
例えば
こちらはキッチンに取り付けた棚なのですが、
上の2段は正面からはネジ等が見えないデザインのもので、
壁に取り付けたT字の部品を、棚自体の木に開けた穴に差し込んで
使うように設計されています。(説明が分かりにくかったらすみません)
余計な金具が見えないことで、
シンプルな棚になるかな?と思い購入しました。
ポイントになってくるのは、
壁との唯一の接着面であるT字の部品が
木自体の重さと、そこに乗せる物の重さを支えられるだけの強度があるか
という点なのですが、空洞の壁にそんな期待はできず、、
ものの数時間で何も乗せていなくても斜めになってしまいました。
後日、木自体の奥行きをT字の長さに合わせてカットし、
なんとか使えるようになりましたが、こういった調節が必要です。
こちらは黒猫ちゃんように作った遊び場で、
丸太の木とその下の板は同じ部品を使っています。
写真でもお分かりのように、
下の板は補強のためL字の金具を使っています。
丸太も、いづれ成長する黒猫ちゃんの体重をささえられるかどうか、、、
私はこのアパートに引っ越してきて初めて壁問題に
直面したのですが、友人たちの話ではモントリオールあるあるの1つ
だったようで、これは住むエリアによるものではなさそうです。
できることとしては、
1.支柱、もしくは比較的分厚い部分に当たるまで試し続ける
2.アプリや機械を使ってそういった部分を見つけてから穴を開ける
3.棚になる木の奥行きをできるだけ狭くする
4.実際にネジを締める場所には必ずビス用スペーサーを使用する
(日本では使ったことがないのですが、ここにネジを締めよう!
と決めた位置にあらかじめプラスチックや金属性のスペーサーを
埋め込み、その上からネジを締めることでネジが固定されやすくなります。)
等があげられるかな、と思います。
とは言え、モントリオールのアパートは日本の賃貸とは違い、
穴開け自由、色塗り自由で敷金礼金等も発生しないので
気軽にいろいろなことを試すことができます。
気に入らなければ埋めてしまえば良いので
黒猫ちゃんお迎えまでの間に部屋が完成するようにしたいと思います。
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